デヴィッド・ホーキンズ(David R. Hawkins, 1927–2012)
精神科医・著述家。意識レベル(Map of Consciousness) を提唱。著書『パワーか、フォースか』(Power vs. Force)で、人間の意識状態をエネルギーレベルとして数値化し、フォースとパワーを区別した。
2007年頃に購入したが理解できず、2020年にやっと腹落ちした(Scrapbox記録)。「スピノザのエチカにもつながるので、いつか解説してみたい」(Scrapbox)。
意識のマップ:フォースとパワー
| レベル | 感情 | 状態 |
|---|---|---|
| 700〜1000 | 悟り | パワー |
| 600 | 平和 | ↑ |
| 540 | 喜び | ↑ |
| 500 | 愛 | ↑ |
| 400 | 理性 | ↑ |
| 350 | 受容 | ↑ |
| 310 | 自発性 | ↑ |
| 250 | 中立 | ↑ |
| 200 | 勇気 | パワーの境界 |
| 175 | 誇り | フォース |
| 150 | 怒り | ↓ |
| 125 | 欲望 | ↓ |
| 100 | 恐れ | ↓ |
| 75 | 悲しみ | ↓ |
| 50 | 無気力 | ↓ |
| 30 | 罪悪感 | ↓ |
| 20 | 恥 | ↓ |
フォース:抵抗を生む。消耗する。外から押しつける力。
パワー:流れを生む。持続する。内から溢れる力。
このwikiにおける中心的位置づけ
意識レベルは、このwikiの全概念ページを貫く縦軸:
フォース(低意識レベル) パワー(高意識レベル)
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FSP: Armor(防衛行動) FSP: 感応が開かれた場
メンタルモデル: 分離の意識 メンタルモデル: 源・全体性の意識
NVC: 評価判断・要求 NVC: ニーズ・共感
ボルフト: にせの全体性 ボルフト: 本物の全体性
アレグザンダー: 生命の質が低い構造 アレグザンダー: 生命の質が高い構造
造化に従わない(世俗的成功) 造化に従う(風羅坊を生きる)
U理論: Downloading U理論: Presencing
ポランニー: 形式知に固執 ポランニー: from-toで参与
Scrapbox記録
「『もっと良くしなければならない』と改善するのと『こうしたらもっといいんじゃね?』と改善するのは、やってることが同じように見えても意識が全く違う。この意識の違いがもたらす違いは『パワーかフォースか』読むとわかるよ。」
「人は不安・恐れからはパワーが生まれない。」(Relaxed Agile)
「不快感情はあってはならないものではなく、感じてから何が満たされていないのかに気づくようにしましょう。そうしたらパワーから動けるかもしれない。ここはNVCとセットで。」
「そのうち『パワーか、フォースか』勉強会もやってみたい。なぜ勇気が大事なのか、その先に行くには何が必要なのかはだいたい書いてある。まぁ理解できるまで僕は10年以上かかったのだけど。」
note記事での言及
「感情のレベルは『パワーかフォースか』の意識レベルのこと」として、痛みの回避行動(防衛反応)の分析に使用(「僕は全力をだすわけにはいかないんです」、2022)。
XP祭り2022基調講演(note記事)でも「怒りを創造エネルギーに転化できると、いろいろなものが創造できる」という形で応用。
勇気(レベル200)が境界である理由
意識レベル200の「勇気」がフォースとパワーの境界点。これは:
- 「自分の真実に従うことへの恐れを越える」= 芭蕉の風羅坊を生きること
- FSPのArmorを脱して感応状態に入る入口
- ポランニーの「近位的手がかりに参与する」= 形式知の安全地帯を手放す勇気
主著
- 『パワーか、フォースか 改訂版』(覚醒ブックス)★★★★★ — Scrapbox登録済み
- 旧版「人間のレベルを測る科学」も所持
関連ページ
- felt-state-pattern — FSP:Armor=フォース、感応=パワーの対応
- mental-model — 分離の意識(フォース)vs 源・全体性の意識(パワー)
- nvc — ニーズに繋がること = パワーへの移行。「NVCとセットで」
- wholeness — 全体性:パワーの状態で初めて本物の全体性に触れられる
- matsuo-basho — 風羅坊を生きる = 造化に従う = パワーから創造する
- christopher-alexander — 生命の質 = パワーの状態が生む構造
- henri-bortoft — conscious participation = パワーの認識状態
- u-theory — Presencing = パワーの頂点に向かうプロセス
- michael-polanyi — from-to参与 = パワーの認識構造
- src-tkskkd-world-scrapbox — 出典元
- agile-health-kaizen — フォース的健康管理→パワー的健康カイゼンへの移行を実践的に示した著書
- src-note-kkd — note記事での応用事例