ハイキュー!!と人間多様性チーム(スクフェス大阪2024)
種別: プレゼンテーションスライド(Docswell)
著者: 懸田剛(Takeshi Kakeda)
日付: 2024-06-22
イベント: スクラムフェス大阪 2024 四国トラック
パス: raw/slides/docswell/20240622_ハイキュー!!と人間多様性チーム.pdf(90ページ)
URL: マンガを多数引用しているためスライド非公開(希望者は個別連絡ください)
要約
「みんな違って、みんないい」を心から信じたくなることをゴールに掲げた発表。PCM(プロセスコミュニケーションモデル)の6つのパーソナリティタイプを、人気バレーボール漫画『ハイキュー!!』のキャラクターに重ねることで、人間の個性の違いを直感的・感情的に理解させる試み。チームの多様性をいかに活かすかを、実際のチームスタイルの比較(烏野vs白鳥沢)を通じて問いかける。
主要なポイント
セッションゴールと人間多様性の定義
- ゴール:「みんな違って、みんないい」と心から信じたくなる
- 人間多様性の3要素:個性・違い・凸凹
- 生物多様性と人間多様性は同型(diversity の核心テーゼを実演)
PCM 6タイプとハイキュー!!キャラのマッピング
| PCMタイプ | ハイキュー!!キャラ |
|---|---|
| シンカー(青) | 月島、孤爪 |
| パシスター(紫) | 影山、澤村 |
| イマジナー(茶) | 孤爪、月島 |
| ハーモナイザー(橙) | 東峰、菅原、澤村、田中 |
| レベル(黄) | 木兎、日向、天童、及川 |
| プロモーター(赤) | 西谷、田中、影山 |
(Takeshiのプロファイル:Base=Rebel〈レベル〉、Phase=Rebel〈レベル〉)
タイプ間の摩擦・相性
- シンカー⇔レベルの100年戦争:論理的に物事を進めたい人と楽しさ優先の人の摩擦
- ハーモナイザー⇔イマジナーの問題:ハーモナイザーが「かわいそう」、イマジナーが「疲れる」と感じる
- ハーモナイザーが傷つく構造:シンカーやパシスターが「事実・意見を述べる」だけで、ハーモナイザーは心が傷つく
パーソナリティ毎のストレス状態
| タイプ | 兆し(ドライバー) | ストレス下(ディストレス) |
|---|---|---|
| シンカー | 過剰な説明・仕事を奪う | 相手を攻撃 |
| パシスター | あら捜し・嫌味 | 独善的・価値観強要 |
| ハーモナイザー | 優柔不断・断れない | ミスを連発・落ち込む・自分を責める |
| イマジナー | 極端に無口・無反応 | 引きこもり・現実逃避 |
| レベル | 頑張るが放り出す・はぐらかす | 不平不満・責任転嫁 |
| プロモーター | そっけない態度・助力しない | ルール違反・話のすり替え・裏工作 |
(例:影山の中学時代「コートの王様」=パシスターのディストレス。独善的な態度でチームが崩壊)
相棒は「違うタイプ」が多い
- 梟谷高校:木兎(レベル)+ 赤葦(シンカー)→ 「好不調があっていい!それを含めてパフォーマンスをだすのが梟谷」
- 白鳥沢高校:牛島(パシスター)+ 天童(レベル)
- 青葉城西高校:及川(レベル)+ 岩泉(ハーモナイザー)
- →「違うタイプで補完し合う!!」
心理的ニーズ(タイプ別)
| タイプ | 心理的ニーズ |
|---|---|
| シンカー | 仕事の承認(成果・効率)、時間の枠組み |
| パシスター | 仕事の承認(取り組む姿勢)、信念・確信 |
| ハーモナイザー | 一人の人として無条件に受け入れられること、感覚的心地よさ |
| イマジナー | 一人だけの時間・空間 |
| レベル | 楽しい接触 |
| プロモーター | 刺激的な出来事を起こす・起きる |
自分を満たせて、初めて他人を気遣う余裕ができる
チームスタイルの比較
各チームの個性(チームスタイルに優劣はない):
- 烏野高校:攻撃と変革。集まった人の個性から生成されたコンセプト。日向が変わり続け周囲がついていく図式
- 条善寺高校:全力で遊ぶ。楽しそうならいきなり本番で初めての攻撃にチャレンジ
- 青葉城西高校:自律と調和。及川がメンバーの力を引き出す。選手だけで自律的にカイゼン
- 白鳥沢高校:個と力。監督のコンセプトにかなったメンバーを集めたチーム
- 音駒高校:守りと連携。孤爪の冷静な分析と戦術
問い:
そこに集まった人たちの個性が120%発揮できているか? チームはカラフルか? 相手の個性を受け入れ認めているか?
チームにおける「ありのままの受け入れ」
- 影山の「コート上の王様」をネガティブでなく相手の個性として丸ごと受け入れるシーン(ハイキュー!!25巻)→「お前は、ありのままでいい」
- 自分の弱さを認め・受け入れ越えようとするか?
- 失敗を予測して先に諦めるのでなく「今を生きる」を選択する(月島のガッツポーズシーン、10巻)
フォース vs パワー(まとめの補足概念)
| フォース | パワー |
|---|---|
| 分離・分断 | 全体性 |
| 不快から | 源(ソース)から |
| 外側から | 内側から |
| 生命を奪う | 生命を与える |
| 正当化 | あるがまま |
(david-hawkins のパワーvsフォースの概念を組織・チームに接続)
まとめスライドの言葉
- ハイキュー!!は人間多様性を学ぶのにオススメの題材
- PCMは、人間の多様性を知り実践する上でとても役に立つのでオススメ
- 自分を知り、自分を満たし、他者を満たす。「自分接待最重要」
- 既存の枠にとどまるのでなく、今いる人たちで枠を超えて羽ばたいていけ!
皆がありのままでいい。ひとりひとりの個性を最大限に生かす
“未来に発展も変革も無いと信じる理由は無い”(ハイキュー!!より)
今いる人々で越えていけ!!
関連ページ
- process-communication-model — PCM:本スライドの中心的ツール。6タイプの詳細定義はこちら
- diversity — 多様性:生物多様性と人間多様性の同型テーゼ。本スライドはその具体的実演
- human-attunement-system — HAS:心理的ニーズを満たすことで余裕が生まれるという構造は HAS の調律概念と接続
- nvc — NVC:心理的ニーズという共通軸
- david-hawkins — パワーvsフォース:まとめスライドで明示的に引用
- felt-state-pattern — FSP:チームのカラフルさ・場の状態の記述と接続
引用・メモ
「違いがわかれば 関わり方も変えられる」
「自分を守るのか、新しいスタイルを探求し続けるのか。どっちもあり。あなたは、どちらが好き? 僕は烏野。」
「“強さ”とは 実に多彩」(バレーボールは高さだけが強さではなく、多様な戦い方に価値がある。ハイキュー!!より)
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- Advance(2DAY):ディストレスの戻し方・より深い原理