ランニング

Takeshiの中心的な身体実践の一つ。2012年5月19日に突然始まり、以降13年以上続く。parkour(パルクール / Méthode Naturelle)とは「人間本来の身体操法」という共通根はありつつ、ランニングは独自の多面性を持つため独立ページで扱う。

始まりの意外性

子供の頃から走るという運動は最も嫌いでした。これまでの人生の中で自分の意思で走りたいと考えたことは一度もありません。(giantech 2015-08-11

  • 2012-05-19: ユニクロの化繊Tシャツ、普段履きのスニーカーで3km走った
  • きっかけは「これ」というものはなく、なんとなく。愛媛マラソンに普通の人たちが走っているのを見て、トレイルランやりたいと思っていた、妻が活動量計で楽しそうに歩いていた等の小さな兆しの累積
  • 3年で マイナス15kg、ウェスト84→78cm以下 → agile-health-kaizen

5つの視点でみるランニング

同じ「走る」という行為の中に、Takeshiは5つの異なる意味を見出している。どれも独立した関心軸を持つ。

視点1: ベアフットラン × 人間本来性の回復

ランニングを「シューズテクノロジーで快適に」ではなく「人間に本来備わった機能を回復する」行為として捉える視点。parkour の Méthode Naturelle と共通根を持つが、ランニングではより具体的な実践論として深まる。

鍵となる出会い

ベアフット = 身体的フィードバックへの参与

自分がベアフットランにハマって厚底靴とおさらばしたのは、痛みという身体的フィードバックへの対応が大事だという真実に気づくためだったのだなぁと今更ながらに実感。裸足ランとメンタルモデルで痛みについての扱い方が完成されたイメージ。(2022/6/2 Scrapbox)

michael-polanyi の from-to構造:厚底シューズが近位的手がかりを遮断するのに対し、裸足は環境への直接参与を可能にする。→ parkour / wholeness-health

ルナサンダル・草鞋・Skinners

  • ルナサンダルで100km走った(2021)
  • 俺はそもそもフルマラソン裸足で走りたかったんだ。次の愛媛はそれにチャレンジ。ルナサンダルで100km走ったしつぎは草鞋か靴下かと思ってたけど、どっちも誤差だからいきなり本丸行っちゃおうかな。(2021-12-07)

視点2: 健康維持 × 思考整理 × ストレス解消

日常的なランニングの効能。頭から身体に意識を戻す営み

『脳を鍛えるには運動しかない』

Scrapbox登録書籍(ジョン・J・レイティ)。運動による脳の活性化・うつ・不安・認知機能への効果。Takeshiの日常ランのベース理論。

うーん、仕事もXP祭りもだいぶ煮詰まってきたから、雨も上がったし少し走ってくるかなー。脳に新鮮な酸素を供給しにいくかなぁ。(2021/9/14)

身体に意識を向ける営みとしてのランニング

「走る」という自分にとって当たり前の行為が失われてしまってから数ヶ月がたつが、あらためて「走る」ことの意味や、身体全体へ意識を向けることの大切さを実感している。忙しいとどうしても「頭」に意識が向かってしまい「身体」から離れていく。自分にとって走ることは身体に意識を向かわせる営みであり、それが「当たり前」である状態を維持し続けるためひ必要なこと。(2025-11 micro.tkskkd)

体重管理との関係

昔のブログ記事で気づいたのは 月間100kmくらい走っていても体重はそれほど減ってなかった ということ。体組成は変わっているのでムダじゃない。(2021-04-09)

wholeness-health / agile-health-kaizen ── 数値ではなくカラダ全体の質の話。

視点3: 目標をクリアする取り組み

自己ベスト更新、完走、段階的挑戦としてのランニング。

主な記録(Scrapboxより)

  • フルマラソン ベスト 3:26
  • 100kmマラソン ベスト 10:44
  • 日本スポーツ協会 公認スポーツプログラマー
  • 愛媛マラソン常連(2024完走、発熱明け)・熊本マラソン(2025)
  • 坊ちゃんランランラン(ハーフ)

サブ3.5 への挑戦

東京マラソン・大阪マラソン

視点4: 超長距離レース × 限界への挑戦

「100km」「100マイル」という非日常の時間の中で自己と対話する実践。

丸一日「走ることだけ」「前に進むことだけ」考えているというのが非日常でとても楽しい。身体はもちろんきついが、エイドが3-5km毎にあるので「次のエイドまで頑張ろう」の繰り返しで最終的にはゴールできる。エイドの地元の食材を食べるのが楽しみ。(Scrapbox「ウルトラマラソン」)

100kmマラソンの体験

トレイルラン・100Kトレイル

100マイルへの挑戦(2023)

関連書籍(ウルトラ・100マイル系)

  • 『極限のトレイルラン アルプス激走100マイル』鏑木毅 ★★★★
  • 『違う自分になれ! ウルトラマラソンの方程式』岩本能史 ★★★★
  • 『50歳で100km走る!』鏑木毅
  • 『限界は何が決めるのか? エンデュアランスの科学』アレックス・ハッチンソン
  • 『人はなぜ走るのか』ベルンド・ハインリッチ
  • 『走ることから学んだ夢をかなえる方法』田中渉 ★★★★

視点5: 痛み・不快の受容

ランニングは身体の痛み・不快感を避けるのではなく、情報として受け取り、対話する 実践。mental-model の「分離から統合へ」の身体実装版。

「力強さ」よりも「しなやかさ」

痛みとの対話

怪我と向き合う

  • 2021-10〜11 膝痛で1週間走るのをやめる記録
  • 2025-02-03 走り始めて13年目で2回目の腸脛靭帯炎 ── 愛媛・熊本マラソン完走のビジョンが描けない不安
  • 2025-11 数ヶ月走れなくなった時期 ── 「当たり前」が失われることで見えてくる意味

失敗・できなさの受容

  • 久しぶりにトレランレースに出たけど散々でした。練習してないからそりゃそうだよね。2年前にはUTMFとか富士登山競走完走目指してたとは思えない。「仕方ない」ではなく悔しかったなぁ。(2022/4/10)

「仕方ない」と諦めず、でも自分を責めない。悔しさを感じる自分を受容する態度。→ felt-state-pattern の「ありたい」から出発する実践。

プロジェクト軸との関係

ランニングは複数の独立プロジェクトの母体になっている:

  • shikoku-michi R459M (Run the 四国のみち) プロジェクト(2015-07-01 開始)── 1,500km超のトレイル走破
  • 走り遍路(四国八十八箇所 約1,200km)
  • vegetable-garden 畑 × 山ラン の並行実践(2021-09-10「畑作業と山ランで2万歩」)

身体・健康 × 全体性クラスターとの接続

ランニング(日常的な身体実践・13年継続)
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[[parkour]] / Méthode Naturelle(身体運動の全体性・人間本来性)
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[[michael-polanyi]] from-to(痛み = 身体フィードバックへの参与)
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[[mental-model]](痛みの分離から統合へ)
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[[felt-state-pattern]](「しなければならない」→「ありたい」の身体実装)
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[[agile-health-kaizen]] / [[wholeness-health]](カラダ全体の質)
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[[david-hawkins]] フォース的管理 → パワー的「心地よさ」

記録インフラ

ランニングや身体に関する過去記事一覧

Scrapboxには 5,002文字の「ランニングや身体に関する過去記事一覧」 ページがあり、Medium・giantech.jpのランニング記事をすべてインデックス化している。

関連ページ

  • now-here — いまここ:ランニング中の身体感覚への没入
  • parkour — Méthode Naturelle/パルクール:身体本来性を共有する別実践
  • shikoku-michi — 四国のみち・走り遍路:ランニングの一大プロジェクト軸
  • agile-health-kaizen — 健康カイゼンガイド:ランニングを含む身体実践の集大成
  • wholeness-health — 健康の全体論
  • mental-model — 痛みの分離から統合へ:視点5の認識論的基盤
  • felt-state-pattern — 「ありたい」から出発する姿勢
  • michael-polanyi — from-to構造:ベアフットランの認識論
  • david-hawkins — フォース/パワー:管理的ランニング vs 参与的ランニング
  • interests-timeline — 2012年ランニング開始は転換点2の主要成分
  • src-giantech-blog — 東京/大阪マラソン・ナチュラルランニング・3年間体重グラフ
  • src-medium-kkd — 100km系記事多数・100Kトレイル・千羽海崖・しなやかさ
  • src-note-kkd — UTMF 2023 100マイル完走記